参加者:ジャコウ 加藤 天野 伊倉 祚鳥(他、公演参加希望者2名)
双身機関参加者も多数関わっていた七ツ寺の企画等が終わり、久々の稽古。
参加希望者がいるという事で基礎練習を丁寧におさらい。
:*:*:身体の準備:*:*:
●片鼻呼吸…左右片方の鼻の穴を交互に塞いで呼吸する
●征服呼吸…身体に取り込んだ空気束を頭蓋骨にぶつけるイメージで鼻から出す
●手首足首の回転…真円を描くように。動きにくい箇所ほど丁寧に
●腰の回転…手首足首に同じく。体の面が捩じれないように注意。頭から腰、腰から両足の中心までのそれぞれが一直線になるように
●太陽礼拝…呼吸をキチンと意識しながら。上を向く時に吸って、下を向く時に吐く。雑にならないよう、丁寧に
●輪廻の歩行…重心の移動や姿勢に気をつけて。動きを分解し体験することで身体を理解する
:*:*:身体の訓練:*:*:
●互いの存在が影響しあうということ●
①それぞれが舞台の壁の各々落ち着ける場所に座る
②1人、舞台上の落ち着ける場所に立つ
③別の1人が同じように舞台に立つ。先に立っている者は他者が舞台に立った事でその場に違和感や身体に緊張感を覚えるのであれば、また落ち着ける場所を探して移動する
④1人また1人と舞台に立つ。先にいる者は③の行動を繰り返す。なお、③で誰かが移動したことによって場の違和感などを覚えた場合にも自由に移動してよい。
⑤全員が場に立ち、落ち着いたところで輪廻の歩行をする。この時身体は全身の毛穴を開き外部に対して敏感であるように心掛ける。他者の影響を受けながらその状態を体験する。
終わったらディスカッション。思ったこと、感じたことの意見を交換する。
●肉体と意識、完全呼吸法のおさらい●
意識とはなんぞやというディスカッション。意識とイメージはどう違うのかという意見を出し合う。イメージ=想像、意識=体感といった意見が出る。
呼吸法のおさらいをしつつ肉体と意識について考える。
①お腹→胸→肩の順で息を吸い、お腹→胸→肩→もう一度お腹の順に息を吐く。少し大袈裟に行う事で、肉体に呼吸する時の状態を覚えさせる。
②次に“意識”のみで再現してみる。意識のお腹が膨らみ、意識の胸が膨らみ、と言った具合。意識すればするほど肉体がその様に反応してしまうのだが、そこはぐっと我慢。
③上記の①肉体的呼吸と②意識的呼吸を組み合わせる。お腹は①で。胸は途中まで①、その後②にシフトする。肩は②で。肉体のみ、意識のみ、そして肉体と意識を組み合わせて、とそれぞれ体験し感じた事をディスカッションする。
●肉体と意識に関する実験と考察●
呼吸法と同じように腰の回転も、①肉体のみ②意識のみ③肉体と意識をしっかりと添わせつつ、と切り替えて行う。
やってみると肉体の動かしにくい方向へは意識も届きにくいことが判る。肉体をあえて止めて意識のみを動かすと、体の内面が大きく影響される。などなど、ディスカッションでの「意識=体感」というくだりが強く実感される。
続いて朗読される詩を全員で聴く。まずは肉体の耳で聴く。次に意識の耳で聴く。非常に文章化に苦しむ感覚。体験してみることをオススメする。是非稽古にご参加を。
ここまでのアプローチで参加者は肉体と意識についての感覚の違いがなんとなくではあるが見えてきている。意識という実態の見えにくいものでも体感することができる。他者の影響と身体と意識、これらは俳優として舞台に立つ上で持っておいて損はない知識であり感覚であろう。
最後に曲に合わせて各々がアドリブで踊る。踊る際に数字による指示がでる。
①=肉体のみで踊る
②=意識のみで踊る
③=肉体と意識双方を使い踊る
この①~③を繰り返し行う。③→①の切り替えが難しい。一度入った意識を抜くのにはまだまだ訓練が必要だろう。
曲に合わせて先程の詩が朗読される。参加者のテンションが上がってゆく。いつの間にか指示と朗読の担当だったジャコウも加わり収拾がつかなくなる。皆曲が終わるまで踊り狂う。
:*:*:ハッピーアイスクリームの稽古:*:*:
●遊ぶ●
だるまさんが転んだで遊ぶ。大の大人5人が全力でだるまさんが転んだをやっている。
ローカルルールや細かい認識のズレは飲み込んで、緩い縛りの中で遊んでみる。
いくつかシーンになりそうな予感、さらなるアプローチを、といったところで時間が来てしまい稽古終了。
諸連絡があったのち、解散。
希望者の中から新たに出演決定となった安藤舞が加わり、今後の稽古が楽しみである。
(天野順一朗)




