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まさかの訃報

肺がんだと公表されていたのだから、こういうことも起こり得るのは理屈では分かるのだけど、頭が真っ白になってしまった。

つかさんがこの世からいなくなるなんて全く想像ができない。
けろりとした顔で舞台に復帰して、あのエネルギッシュな演出を再び見せてくれるのだと当たり前に思っていた。

学生時代に夢中になって手に入る戯曲は全て読み通し、当時活動休止中だったつか事務所の舞台が観られる日をあてもなく待ち続けたものだ。
待望の演劇活動再開後は、待ってましたとばかり『ソウル版・熱海殺人事件』『今日子』『幕末純情伝』などなど公演があるたびに劇場へ足を運んだ。

本当に月並みな言い方しかできないけど、つかさん独特の毒と皮肉と、裏返しの愛情が大好きだった。
戯曲に書かれた内容はチェーホフであり、別役であるのに、幕が開くと笑いあり、涙あり、唄ありの大衆演劇顔負けのサービス精神も大好きだった。

何だか自分でやるのは照れくさくて、ワークショップで時々こっそり取り上げるくらいだったけど・・いまだにいつかがっぷりと取り組んでみたい作家の一人だ。

本当に、つかさんがもういないだなんて、全く理解ができない。

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